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終活という言葉もすっかり定着して、その認知度は95%にのぼるというニュースも耳にしました。
私はおひとりさまで、老後のことについて不安がなかったと言えばウソになりますが、今までは仕事や趣味でそれどころではなく、年齢的にもそこまでの現実感を感じなかったのでとりたてて終活について考えたことはありませんでした。
そんな私が50代で終活を始めた理由、終活について勉強しようと思ったきっかけをお話ししてみようと思います。
わたしが50代で終活を始めた理由:新型コロナ
2019年頃からはじまった新型コロナ感染症の流行。終活について考えるようになった大きなきっかけとして新型コロナはまちがいなくあると思います。会社にも行かず、人と会うことが極端に減り、じっとひとり家にこもって悶々としていると、自ずと「老後は一体どうなるのだろう」という漠然とした不安が頭をもたげました。
いつもなら、老後が心配などといった漠然とした不安でもんもんと悩むのはあまり好きではありません。できるだけどうして不安なのか原因をひもといて悩みたい。しかしさすがにコロナ禍ではいやが上にも考えざるを得ない状況におちいりました。
わたしが50代で終活を始めた理由:健康面の不安
時期を同じくして、私は身体の異変を感じて検査を受けることになりました。検査の結果、先生曰く「もう少し遅ければガンだったよ」。良性腫瘍だと思いこんでいた(←今思うとお気楽ですが汗)ので、私は医師の言葉に驚いてしました。
しかし私も50代。いつ大病を患ってもおかしくない年齢です。入院時の保証人は誰にするかなど、現実的な問題もちゃんと考えなければ・・・と思うようになりました。
わたしが50代で終活を始めた理由:経済的な不安
ガンは他人事ではないと感じた私は、同時に経済的な不安にも襲われることになります。大病を患うと働けなくなる。収入も減ってしまう。ただでさえ老後資金が足りないと言われているのに、一体どうなってしまうのだろう。私はどんどん負のループにはまってしまいました。
さらに、おひとりさまの老後、特に死後事務について調べると、委託先により違いはあれどその費用は100万~200万円かかる、などという情報も出てくるのです。
いざ200万円といった金額を目の当たりにすると、生活費以外にちゃんと準備できるのだろうか? とまた不安を感じるようになりました。
わたしが50代で終活を始めた理由:調べることが心の安定につながる
コロナ禍の中、ひとり「老後の不安」についてモンモンとした挙句、私はある時悟りました。
終活にはお金が必要。
もちろん健康も重要ですが、おひとりさまのエンディングはある程度のお金、人に迷惑をかけないだけのお金がないといけない、ということを実感しました。
そこから私は、
- おひとりさまが迷惑をかけないように逝くためにはどのような手段があるのか
- どれくらいの費用がかかるのか
ということをテーマに終活をはじめることにしました。
調べると、おひとりさま用の終活サービスもちらほら出てきています。先日記事にした三井住友信託銀行の「おひとりさま信託」もその一つです。
そして、調べることで落ち着きを取り戻す自分がいることに気づきました。おひとりさま用のサービスはいろいろあって、きっとこれからも続々と出てくるのだろう、という予感もしたのです。
コロナ禍でひとりでモンモンとしていた時は、ネガティブなことばかり考えてウツウツしていましたが、終活について調べているとワクワクするといいますか、おひとりさまでも堂々と終活していいのだ、という気持ちになるのです。堂々と終活って、なんだか言葉としてヘンですかね?(笑) いや、でも、堂々としてていいと思うのです。おひとりさまもおひとりさまじゃなくても。
今までは「おひとりさま=孤独死」という図式になる風潮があったかもしれないけれど、もうそんな時代は終わるのではないかと思います。おひとりさまでも自分の望むかたちで自由に人生の終わりを迎えたいものですよね。
わたしが50代で終活を始めた理由:まとめ
今回は、わたしが50代で終活を始めた理由について書いてみました。
- コロナ禍で老後の不安を強く感じるようになった
- ガンの一歩手前と診断され、健康面の自信がなくなった
- 経済的な不安をリアルに感じるようになった
- 終活について調べることで気持ちが落ち着く
50代で終活をはじめるのは少し早いかもしれませんが、終活について調べるのは面白いです。
おひとりさま用の終活サービスはまだまだ過渡期ではあると思います。5年後、10年後にはまた新しい時代になり「10年前はああだったなあ」と懐かしく振り返ることになるだろう。。そんな気もしています。