今回はおひとりさまの見守りサービスについて調べてみたいと思います。
この前取り上げたクロネコヤマトの見守りサービス「ハローライト訪問プラン」と比較してみますね。
(※2022年8月現在の情報です)
東京ガスの見守りサービスとは
東京ガスの見守りサービス https://home.tokyo-gas.co.jp/service/mimamori/index.html
ざっくり説明すると、東京ガスの見守りサービスは3つあり
①のプランが一番シンプルで、クロネコヤマトのハローライト訪問プランに近い感じです。①よりもう少し細かく見守りたい場合は②になり、さらに手厚いのが③です。③は設置するセンサーの数も多くなります。
サービス名 | 内容 | 価格(税込) |
①「もしものたより」 | ドアにセンサー設置 異常ある場合のみ東京ガスから電話連絡 | 月額990円 初期費用なし(機器は貸与) 設置工事費無料 センサーや通信装置は無料で貸し出し |
②「親の見守り」 | ドアにセンサー設置 データが見守る人のスマホに送信される | 月額980円 初期費用9,000円 内訳:開け閉め確認センサー6,000円/個(買取)+事務手数料3,000円 |
③ライフリズムナビ+HOME | 3種のセンサーを設置 就寝・起床の時間、部屋の温度などのデータが見守る人のスマホに送信される | 初期費用 10,000円 月額費用 5,980円/月 |
今回は、クロネコヤマトの見守りサービスと似たレベルの①「もしものたより」を深掘りしたいと思います。
東京ガスの見守りサービス「もしものたより」のしくみ
東京ガスの見守りサービスで一番シンプルなプランが「もしものたより」です。そのしくみを細かく見ていきましょう。
説明がわかりやすいよう登場人物を設定しておきますね。
- 母親:見守られる人(センサーをつける家)
- 息子:見守る人(実家から離れて遠方で暮らしている)
- 東京ガスコールセンター担当者
出典:東京ガス「もしものたより」
①ドアにセンサーを設置
母親の家のドアに「開け閉め確認センサー」と「ホームゲートウェイ」を設置します。wifiの工事は不要です。
これらの工事は無料で取り付けてくれます。「もしものたより」プランではセンサーはレンタル扱いになります。ドアには両面テープで取り付けます。
②異常を検知
24時間ドアの開け閉めがなかったら「異常」と検知され、東京ガスコールセンターに連絡がいきます。
③東京ガスコールセンター担当者が母親の安否確認
東京ガスのコールセンター担当者が母親の家に電話連絡し安否を確認します。メールじゃなくて電話連絡が行くんですね。
④安否確認できなかった場合のみ息子にメールが届く
安否確認ができなかった場合、その旨息子にメールが届きます。安否確認ができた場合はメールは届きません。
※「もしものたより」では、依頼すると訪問サービスを受けられ、警備会社の人が来てくれます。別途費用がかかり、依頼1件ごとに6000円かかります。通常料金に訪問サービスもコミコミだったクロネコヤマトの見守りサービスと異なる点です。
東京ガスの見守りサービス「もしものたより」の対象エリア
「もしものたより」の対象エリアは東京・千葉・神奈川・埼玉の東京ガスのエリアとなります。一方クロネコヤマトは一部対象外のエリアがあるものの全国規模の展開です。
東京ガスの見守りサービス「もしものたより」の費用
東京ガスの見守りサービス「もしものたより」の費用は、
月額1000円を切りました!
クロネコヤマト「ハローライト訪問プラン」並みにリーズナブルな設定になっています。頼もしい価格設定です。
東京ガスの見守りサービス「もしものたより」のメリット3点
東京ガスの見守りサービス「もしものたより」のメリットは、
- 月額が安く初期費用が不要
- 無料で健康相談サービスが受けられる(見守る側・見守られる側両方)
- 見守る側は、複数人(5人まで)登録可能
①月額が安く初期費用が不要
東京ガスの「もしものたより」は月額990円。初期費用もないためとてもコスパの高いサービスだと言えます。
②無料で健康相談サービスが受けられる
東京ガスの「もしものたより」の大きな特徴は健康相談サービスが使えることです。クロネコヤマトにはないメリットですね。
見守られる側だけでなく、見守る側も使えます。医療や介護専門の資格保持者が電話やWEBで相談に乗ってくれます。
病院に行くほどではないものの気になる症状がある時など、こんなサービスがあると助かりそうですね。ただし、あくまで「相談」なので、必要に応じて医療機関を紹介されるかたちになります。
③見守る側は、複数人(5人まで)登録可能
「もしものたより」では見守る人を5人まで登録することができます。見守る人はWEB管理画面でいつでも変更が行えます。複数設定した場合は代表者を決め、登録する必要があります。
東京ガスの見守りサービス「もしものたより」のデメリット2点
一方、東京ガスの「もしものたより」について私がデメリットと思う点を挙げてみたいと思います。
- 24ヶ月以内に解約すると解約手数料が必要
- センサー本体は両面テープでドアに設置
ひとつずつ見ていきますね。
①24ヶ月以内に解約すると解約手数料が必要
「もしものたより」は月額費用が1000円を切り非常にコスパが良いですが、24ヶ月以内に解約すると解約手数料として10000万円を支払う必要があるため注意が必要です。見守り対象者が亡くなった場合は不要だそうです。
②センサー本体は両面テープで設置
センサー本体は両面テープで設置されます。賃貸住まいの場合、ここが気がかりです。ドアの素材にもよりますが、キズがつかないか、剥がれなどが生じないか確認した方がよさそうですね。(傷ができても東京ガスは責任を持たない、とのこと)
東京ガスの見守りサービス「もしものたより」とクロネコヤマト「ハローライト訪問プラン」を比較
クロネコヤマトと東京ガスの見守りサービスを比較してみましょう。
項目 | クロネコヤマト 「ハローライト訪問プラン」 | 東京ガス 「もしものたより」 |
月額(税込み) | 1,078円 | 990円 |
初期費用 | なし | なし |
設置物 | 電球 | ドアにセンサー ホームゲートウェイ |
対象エリア | 全国展開だが一部対象外エリアあり | 東京・千葉・神奈川・埼玉 |
「異常」の検知 | 24時間以上、電球のON/OFFが確認できない | 24時間以上、ドアの開閉が確認できない |
安否確認の流れ | 「異常」がある場合、見守り人(例:息子)にメールが届く | 「異常」がある場合、コールセンターから見守られ人(例:母親)に安否確認の電話連絡が入る |
訪問サービス | 依頼すれば訪問してくれる | 依頼すれば訪問してくれる ※有料:1回6000円 |
その他 | 訪問依頼受付時間9:00~18:00 | 健康相談サービスがある |
設置も簡単、価格もほぼ同じで、両者よく似たサービスです。
異なるのは安否確認のあたりの流れで、クロネコヤマトの方はまず見守る側(息子)の方にメール連絡、東京ガスは見守られ側(母親)の方に電話連絡がいきます。これはどちらがいいのでしょうね。
クロネコの方が電球ひとつなのがキラクな感じはします。ドアにセンサーを両面テープで付けるというのが微妙に気になります(^^;)
東京ガスの見守りサービス「もしものたより」まとめ
今日は東京ガスの見守りサービス「もしものたより」について調べてみました。まとめると、
- 東京ガスの見守りサービス「もしものたより」はドアにセンサーを付けて24時間開け閉めがなかったら安否確認の連絡がいく
- 月額990円で初期費用無料
- 健康相談サービスが無料で受けられる
- 24ヶ月以内に解約すると解約手数料(10000万円)を支払う
- センサーは両面テープで取り付けるため賃貸の場合は注意が必要
クロネコヤマトの電球つけるだけ、というのがシンプルで私は好みですが(東京ガスのホームゲートウェイが結構いかつい感じなので)、東京ガスの無料健康相談は魅力ですね。今はいいけれど、高齢でおひとりさまだったら電話で相談できるというのはかなり頼もしいサービスかもしれません。
訪問サービスが無料でついているクロネコヤマトの方がいいのかな?と思うけれど、もしかけつけたとしても中に入れない(鍵がない)ので対応には限界がありそうです。
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