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50代も半ばとなり、終活に興味を持ちました。おひとりさま(独身・子なし)の私は、歳をとるにつれ不安も少しずつ大きくなります。
ですが「おひとりさまも昔にくらべて増えたのだから、世の中それなりのサービスがあるはず」とふと思い立ち、終活についてちょこちょこ調べるようになりました。
私が終活について調べるようになったきっかけ
調べていくにつれ、おひとりさまの終活についていろいろ情報があることがわかりました。三井信託銀行は「おひとりさま信託」という商品を発売し、グッドデザイン賞を受賞したそうです。終活をはじめるのは50代から、という記事もたくさんヒットします。50代で終活なんて早いと思っていたけれど、全然早くないんですね。。
終活について調べるのは面白かった。老後が不安になるのは、わからないことが多いから。人間というのは、わからないこと、慣れていないことに恐怖を感じるものです。わからなかったことがわかるようになると怖くなくなる、安心する、ということなんでしょうね。
そして、おひとりさまの自分が見ておもしろいと思えるサイトがない、というのも同時に感じました。終活というと、葬儀社や士業の方が書かれる記事が多く、当事者のリアルなものがあまりないのです。
というわけで、このような記事を書いていくことにしました。
50代の終活入門:手始めに本を読む「おひとりさまの終活まるわかり読本」
とはいえ、終活については初心者マークの私は、ひとまず本を1冊読んでみよう、ということでいろいろ調べた結果、Amazonレビューでも評価のよさそうな「おひとりさまの終活まるわかり読本」という本を読んでみました。
「おひとりさまの終活まるわかり読本」の基本情報
監修の税理士法人レガシィは、累積相続案件数が日本一の相続専門の税理士法人だそうです。資産の名義変更から相続税申請までワンストップで対応してくれるらしい。きっとこのおひとりさま本も、事務所が過去に請け負った数多くのおひとりさま案件からの知見が盛り込まれているのでしょう。
「おひとりさまの終活まるわかり読本」の感想
A5サイズで厚みも1cmほど。コンパクトながら充実した内容だと感じました。終活のひととおりの流れがほどよくまとめられていて、まさに入門編にぴったり。
「おひとりさま」は必ず2パターンで解説
「おひとりさま」については、
- 相続人がいる(相続させる子どもがいる)
- 相続人がいない
かならずこの2パターンで説明してあるのも助かりました。子なしの私は「②相続人がいない」になる可能性が高く、②についての情報を探していたので、①だけでなく②の解説もしてあるのはとても良い点だと思います。
「あるある」のケースや素朴な疑問にも対応
相続専門の税理士法人が監修しているだけに、終活での「あるある」情報も盛りだくさんです。
- 孫にお金を残すには
- 1人で死んだらどうなるの?
- おひとりさまの老後はいくら必要?
などなど、基本このような疑問形式でタイトルが組まれているため、引き込まれますしとてもわかりやすいです。終活は法律や税制の話も多くなるため、一歩間違えば漢字だらけのお堅い文章にんりがちなのですが、この本は平易な言葉で書いてあり、非常に読みやすかったです。ひととおり読むと終活の全貌がつかめます。おひとりさま終活入門の一冊には最適ではないでしょうか。
私が特に感じたこと
「おひとりさまの終活まるわかり読本」は、おひとりさまの終活をざっくり学ぶにはぴったりの1冊です。ネットの記事で終活のことを断片的に調べるよりは、1冊通して読むのが大事なんだなあ・・としみじみ感じた次第。
私が特に感じたのは「お墓」の相続のむずかしさ。「墓じまい」「改葬」・・・初めて見る言葉も多かったです。自分のお墓については要らないかなあ・・と漠然と思っていましたが、代々の墓を引き継ぐことについてはあまり考えたことがなかったのです。私は子も甥・姪もいないので、代々の墓についてちゃんと考えないといけないのでした(汗)。
もう一つは「死後事務委任」。この言葉もこの本で初めて知りました。「任意後見人」についてはなんとなく聞いたことがありましたが、死後事務委任? 任意後見人は生きている間は面倒を見てくれても、その契約は死亡時に終了してしまうので、自分の死後にいろいろやってもらおうと思ったら、別途「死後事務委任」という契約を結ぶ必要があるそうです。
今回の宿題は
- 代々のお墓
- 死後事務委任
この2点についてはもっと詳しく調べないと、と思った次第です。
死後事務委任についてはこんな本も出ています。