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1冊の本を読みました。
紫苑「71歳、年金月5万円、あるもので工夫する楽しい節約生活」
近所の大型スーパーの中にある小さな書店で平積みされていたのをふと手に取ったのがきっかけです。近頃ではなかなか本を「買う」までいかなかった私ですが、店頭でぱらぱらと一読しただけで「買ってじっくり読みたい」と思い早速購入して帰りました。
人気のブログが書籍化されたようです。
本のタイトルにもあるように、年金5万円で日々の生活を楽しんでいる著者紫苑さんの日常がつづられています。
「71歳、年金月5万円、あるもので工夫する楽しい節約生活」でつづられた紫苑さんの暮らしの魅力3つ
この本に出てくる紫苑さんの暮らしぶりは、年金5万円とは思えないほど豊かなものです。この本を読んで感じた紫苑さんの暮らしの魅力を5つ挙げてみたいと思います。
簡単でおいしそうな料理
紫苑さんは食費を月1万円でおさめているそうです。1万円! わたしもひとり暮らしですが、食費はもっとかかります。すぐ2、3万円いきます。でも紫苑さんは月1万円のの食費で、栄養バランスのとれたおいしそうな自炊料理を楽しんでいます。野菜を中心に、肉、魚を交互に食べるそうです。シンプルな調理法だけど調味料はバリエーション持たせて飽きないように工夫されています。
表紙のブルーの服は紫苑さんのリメイクです。いらないシャツを縫い合わせて作ったそうです。すてきですよね。他にも息子さんのシャツをリメイクしてエプロンにしたり、娘さんの就活用のシャツに付け襟をつけたり。紫苑さんのリメイクは見るだけでうっとりするほど素敵です。リメイクするのを楽しまれていることが紙面からも伝わってきて、こちらもワクワクしてきます。
きれいごとじゃないことも書いてくれる
紫苑さんは今は節約生活でつつましくも充実した生活を送っていらっしゃいますが、そこに至るまでの紆余曲折もこの本にはつづられています。紫苑さんも昔はそうだったんだ・・ととても共感できます。そしてそれを経ての生活に対する考え方はとても説得力があります。
たとえば、紫苑さんは昔は甘いもの中毒で甘いものにけっこうなお金を割いていたり、着物にハマって散財していたり、紫苑さんもかつては欲望まみれだったんだと親近感がわくのです。わたしはただいま欲望にまみれておりますが(笑)、紫苑さんのようなシンプルで豊かな暮らしにはとても憧れがあります。なかなかハードルは高いけれど(^^;)
胸に刺さる紫苑さんの言葉
人はあと少しで手が届くものを欲しがる 紫苑「71歳、年金月5万円、あるもので工夫する楽しい節約生活」
これは第7章の最初の見出しです。人のサガを言い得たパンチラインですね。私はこのフレーズを目にしてこの本を買おうと決めました。
節約レシピやおしゃれなリメイクなど、紫苑さんの具体的な生活指南ももちろん役に立つし読みどころ満載なのですが、個人的にぐっときたのは第7章「欲望はこうして抑えて、賢く使おう」、第8章「不安がなくなり、生き方が楽になる」というラストの2章でした。
おひとりさまとして老後を考える時、お金問題ももちろん重要ですが、メンタルをどうコントロールしていくかというのが大きなテーマだと思っています。紫苑さんの本の終盤は、特に気持ちのありようについてつづられており、胸に刺さる言葉たちが数多く並んでいます。
「71歳、年金月5万円、あるもので工夫する楽しい節約生活」の感想まとめ
今日は紫苑さんの本「71歳、年金月5万円、あるもので工夫する楽しい節約生活」を読んだ感想を記事にしてみました。この本の魅力をまとめると、
- 簡単でおいしそうな料理、おしゃれなリメイクやDIYがたくさん紹介されている
- きれいごとだけじゃない部分もつづられているから説得力がある
- おひとりさまの老後ライフの指南になるような名言至言が続々
豊かな暮らしというのは「お金」だけじゃない。もちろんお金も必要だけど、ほどほどのところで満足できる対応力と、小さな楽しみに気づける感受性が大事なんですね。紫苑さんの本を読んでそう強く感じました。
終活について考えるということは、自分とお金について向き合うことなんだとつくづく思いました。
おまけ:紫苑さんの本に私の大好きなドラマ「すいか」の話題が出てきました。うれしい! 紫苑さんの世界観は言われてみると「すいか」にも通じるかもしれません。
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