年金がどれくらいもらえるか。
50代になるとすごく気になります。もう10年前後で年金をもらえる年齢になりますから。
私はぶっちゃけ、年金がどれくらいもらえるのか、あんまり把握していませんでした。だいたい○万円くらいくらいだろうというのはあるんですけど、細かい数字はわからず、調べなきゃ、調べなきゃ・・・と思うだけで日々だけは過ぎていき・・・(^^;)
今回、重い腰を上げて調べることにしました。
年金額を調べる主な方法3つ
年金額を調べる方法はいくつかありますが、主なものは以下の3つ。
- 「ねんきんネット」(日本年金機構)を使う
- 「公的年金シミュレーター」(厚生労働省)を使う
- 「年金事務所」、「街角の年金相談センター」に問い合わせる
ネット環境がある場合、「ねんきんネット」か「公的年金シミュレーター」。
ネット環境がない人や、ネットは苦手だから嫌!という方は年金事務所か相談センターで。
(注:年金事務所と相談センターの違いは、文字通り、相談センターは「相談」が主業務。実際の手続きは年金事務所でやることになります)
「公的年金シミュレーター」は、保険料納付期間や収入などを入力して簡単に試算するツールであくまで参考データ。
より詳細な年金受取り額をほぼリアルタイムで確認するには、「ねんきんネット」を使うのをおすすめします。
「ねんきんネット」でできること
ねんきんネットでは、納付した年金記録を確認したり、将来の年金額を試算したり、各種届書を申請したりすることができます。
「ねんきんネット」にアクセスしてみよう
「ねんきんネット」はこちらのURLにアクセスします。
https://www.nenkin.go.jp/n_net/index.html
「ねんきんネット」にログイン(新規登録)
「新規登録」ボタンをクリックすると
こんな画面になります。
ねんきんネットへの新規登録は、
- マイナンバーカードから登録する
- ねんきんネットのアクセスキーを持っている→ 新規登録手続き
- ねんきんネットのアクセスキーを持っていない(失くした)→ユーザIDの発行を申し込む
この3つのパターンで行います。
(3)の場合、「基礎年金番号」が必要になります。「基礎年金番号」は年金手帳に記載されています。
ちなみに私は、マイナンバーカードを持っていますが、ねんきん定期便で通知されたアクセスキーを使って、ねんきんネットに登録しました。
将来の年金額を試算する(かんたん試算)
(1) ねんきんネットログイン後はこのような画面です。
[将来の年金額を試算する]をクリックします。
(2) 年金の試算には[かんたん試算]、[詳細な条件で試算]の2種類があります。ここでは[かんたん試算]を選びます。
今後、転職を考えている、同じ会社で嘱託社員に切り替わるが収入が変わってしまう、という方は[詳細な条件で試算]を選びましょう(くわしい設定手順はこちら)
(3)「かんたん試算」は、現状のまま60歳を迎えると仮定し、65歳から受け取れる年金を試算します。
①国民年金または厚生年金
②期間:現在~59歳11ヶ月
③月収(千円):保険料算定の元になっている月収
上記を確認して、[試算する]ボタンをクリックします。
(4)65歳で受け取れる年金見込み額(月額)が表示されました。
将来の年金額を試算する(詳細な条件で試算)
(1) [詳細な条件で試算]をクリック
(2) [今後の職業などを追加する]をクリック
A.会社が変わらない場合
「今後の職業の選択」欄で、現職を続けるか?の質問→はい・いいえを選択
現職を続ける場合は[はい]を選択し、[次の質問へ進む]をクリック
収入月額、ボーナスを入力(下記は一例です)
就業等の期間を入力
[厚生年金基金]、[現在の勤め先から変更]について回答し、[入力を終える]をクリック。
B.会社が変わる(転職)の予定がある場合
転職等の予定がある場合、現職を続けるか?の質問に[いいえ]を選択し、[次の質問へ進む]をクリック
職業、働き方(厚生年金か国民年金か)を回答し、[次の質問へ進む]をクリック
国民年金の納付について回答。
国民年金に加入する場合[はい]、付加納付(※)をする場合[はい]を選択。
収入と就業期間を千円単位で入力。
60歳以降、国民年金に加入する場合、[60歳以降、継続して…]を選択。
最後に[入力を終える]をクリック。
通常、国民年金の保険料納付期間は20~60歳。ただし未払い期間があるなどの人は、60歳以降も任意で加入し年金の受給額を増額することができます。ただし、最大納付月数はトータルで480ヶ月まで。(厚生年金保険、共済組合等加入者を除く)
(3)繰上げ、繰下げ受給等の設定
[試算条件を入力して試算する]画面に戻ります。
上記で設定した職業データが表示されています。ざっと確認し、[④パターン名の入力]で任意に名前を変更して、画面右下の[試算する]ボタンをクリック。
職業データの追加は、原則として年金の保険料を支払う時期のみでかまいません。
例えば、60歳までは会社員として厚生年金、それ以降はアルバイトをし任意加入制度で国民年金を2年支払う場合、①60歳までの職業データ、②60歳から2年の職業データ、この2点の職業データを入力します。
厚生年金で収入が変わる予定がある場合、収入ごとに職業データを入力しましょう。
(4)試算結果を確認
下記の通り試算結果が表示されます。
ねんきんネットで年金受給予定額を調べる・まとめ
今回は、ねんきんネットで年金受給額を調べる方法を解説しました。
- ねんきんネットにはマイナンバーカードかアクセスキーを使って登録する
- 大まかな試算には「かんたん試算」、職業データ(収入)を細かく設定したい場合は「詳細な条件で試算」メニューから
- 職業データの入力は、年金保険料(公的年金=国民年金・厚生年金)を支払う期間のみでOK
老後資金の試算には、年金の試算をしてみることが何より重要です。年金の試算をすることで、いつまで働かないといけないかなど、あやふやだったライフプランが見えてくるかもしれませんね。
ひとまず「ねんきんネット」が見られるように設定してみましょう!